平成30年1月19日(金)
大郷小学校 5年生に「認知症サポーター養成講座」を行ってきました!
大郷小学校の5年生のみなさん、挨拶も元気にしっかりしていて、姿勢もびしっとしていました。さすが高学年のお兄さんお姉さん
という感じです

なんとこのさむ~い時期にノースリーブの子がいました!!元気いいなぁ~(笑)
じつは、小学校からの認知症サポータ―養成講座は初めての依頼だったので、私たちはワクワクどきどき

楽しんでもらえるといいな~と思いながら 私たちの自己紹介をした後、
早速、こんな質問をしてみました。
「おじいちゃんとおばあちゃんと一緒に住んでいる人~」
半数以上の子供たちの手

が挙がりました!
次の質問は・・・
「おじいちゃんとおばあちゃんとしゃべったことがない人~手をあげてください」
誰の手も挙がりませんでした~。
そして次の質問は・・・
「今まで認知症のおじいちゃんかおばあちゃんとしゃべったことがありますか?」
この問いに手が挙がったのは、1名だけ。
そして、
子どもたちから
認知症ってなんですか~~~!?と逆質問をもらいました。
というわけで認知症について、子供たちが知りたくなったようなので(笑)
スムーズに本題にはいりました。
準備をしていった動画を鑑賞してもらったり、
認知症になるとおこる症状などを、模型やパワーポイントを使って説明をしました。
認知症は、様々な原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりするために
起こる脳の病気によるものです。
物忘れがひどくなったり、できていたことができなくなり、今までのような生活が送れなくなります。
いま、超高齢化社会を迎えようとしている日本において、85歳以上の高齢者になると4人に1人
が認知症の症状があると言われ、さらに今後の大きな不安の一つになっています。
私たちに何ができるのでしょうか・・・・
講座の後半に、子供達にはグループワークを行ってもらい、発表してもらいました。
認知症の方によくある症状・場面にあった時、
どういう対応をしたらいいか考えてください。というものでしたが、
子どもたちは、一生懸命に考えてまとめてくれました。
課題はこちらです。(一部)
もしも、
1、食べ物をタンスにしまっているところを見ちゃったら?(冷蔵庫はそこじゃないよ)
2、知ってるおじいちゃんが、おうちと反対方向へ向かってるけどなんだか迷ってるみたい?
3、食事をすませた後に「ご飯まだ?」と聞かれたよ。(ごはん食べちゃったこと忘れたみたいだよ)
4、お財布が見つからなくて「なくなった!」「とられた」と人のせいにしてしまう
などでした。
それに対して、
(タンスを冷蔵庫と間違えたみたい)・・・怒らずにやさしく教えてあげる
冷蔵庫まで案内してあげる
声を掛けて、冷蔵庫の場所を教えて、自分が片づける。
(道に迷ってしまったみたい)・・・一緒について行ってあげる
家反対方向ですよ。家まで案内しますよ。
(ごはんまだ?)・・・やさしく「さっき食べましたよ」という
やさしく「まだですよ」という。
(お財布とられた)・・・警察に連絡しますか?と聞く
探してあげる
心当たりがないか紙に書く
一緒に探すこと
安心させる
とう活発な意見発表をしてもらいました。
最後に
認知症サポーター養成講座を受けると、受けた方全員が「認知症サポーター」になります。
認知症サポーターとは、認知症の人の「応援者」です。特別なことをする人ではありません。
暖かい目で見守り、困っている方がいたら手をかしてあげてくださいね。
大郷小学校5年生のみなさん、ありがとうございました